「 Exploratory Software Testing」(2009年)
探索的テストの書籍を調べると良く出てくる表紙の本です。
探索的テストは、アジャイル開発の手動テストでは、必須のテスト手法になっています。また、自動化の流れとはまた異なり、手動のテスト担当者がバグを見つける手法として注目されているテスト手法です。
この本は、探索的テストの手法を下記の3つのタイプに分けて紹介してくれています。
[タイプ]
- 小規模の探索的テスト
- 大規模の探索的テスト
- ハイブリッドな探索的テスト
Microsoftで生まれ、ネット上でも探すと出てきますが、探索のための意思決定の手法として、観光のメタファーというものを説明しており、探索のガイドとして読みやすく紹介されています。
この書籍は、探索的テストの書籍ですが、テストの基礎力としては、モデリングのスキルが必要でいかにスクリプトや直接的な思考に結び付けられるかにかかっているのかなと最近思います。
探索的テストを観光にみたてて、どんなところを見たら、何が見れそうかということ、良くある典型的なツアーをシナリオ(要件)と見立てて、そことはちょっ外れて寄り道してみるなどは面白い表現だなと思いました。
参考
ACM Learning Center