「An Introduction to TTCN-3」(2011年)
2021年の読書 :12冊目/目標30冊
TTCN-3とは、Testing and Test Control Notation Version 3の略です。
モデルベースドテスト(MBT)の話をする際には必ず出てくる記述方式です。
内容としてはC++言語に寄ってどんな感じでテストコードを書くべきかを解説しています。
この書籍は、TTCNコミュニティでも参考図書にあげられているものでした。
通信関係のテスト使用について、詳しく知りたい方は読まれるといいと思います。
モデルとしては特段解説があるわけではなかったのですが、
UMLのモデルで利用するんだとしたら、コンポーネント図とシーケンス図が良く解説として利用されていました。
これはきっとテスト対象が何なのか、テスト手順はどのような流れなのかを明確にするために利用している感じでした。
モデルベースドテストをよりよく導入するための考えを整理するために、
UTPももう少し読んで、モデルとして何を利用したらいいかまとめても手もいいかもしれません。
「OCUP 2 Certification Guide」(2017年)
OCUP 2 Certification Guide: Preparing for the OMG Certified UML 2.5 Professional 2 Foundation Exam
- 作者:Chonoles, Michael Jesse
- 発売日: 2017/09/06
- メディア: ペーパーバック
2021年の読書 :11冊目/目標30冊
日本国内は色々あってUMTPというUMLの資格が有名ですが、
国際的にはOMGが試験を提供しているOCUPが広く知られています。
現状、日本では英語版しか受けられませんが、ちょうど英語の教材を見かけたので読んでみました。
この書籍は、初級レベルの物のようで、基本的に表記法に関する解説本でした。
UMTPならばL1ぐらいでしょうか。
試験を受けていないので何とも言えませんが、
受ける機会があればこちらを参考に試験対策しようと思います。
「OCP Oracle Certified Professional Java SE 11 Developer Complete Study Guide」(2020)
2021年の読書 :10冊目/目標30冊
JAVA SE 11の最新の参考書です。
日本では、包括的な学習用の参考書はまだまだそろっているとは言えません。
ただ、この英語版だと試験として問われる観点も記載されているのでかなり勉強しやすいと思います。
基本的に日本の書籍は「問題集」であって、参考書ではないので…。
(もちろん、オラクル社がやっている無料のオンライン試験対策セミナーをうけるという手もあります。)
Goldをとるぞ!という方は一度手に取ってもいい本だと思います。
僕もこれと、他の問題集と開発環境を片手にこの一年は少しずつ学習を進めようと思います。
以上です。
参考
ACM Learning Center
「オブジェクト指向の考え方 5th Edition」(2020)
オブジェクト指向の考え方 5th Edition (impress top gear)
- 作者:Matt Weisfeld
- 発売日: 2020/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
2021年の読書 :9冊目/目標30冊
下記の日本語版が出ていたので、思い出しもかねてばばっと読んでみました。
dandan-611.hatenablog.com
内容としては、英語版の翻訳から読んだことよりも平易に書かれている印象でした。
やっぱり、日本語で読めるのはありがたいですね。
以上です。
「博士号のとり方[第6版]―学生と指導教員のための実践ハンドブック― 」(2018)
博士号のとり方[第6版]―学生と指導教員のための実践ハンドブック―
- 作者:E・M・フィリップス,D・S・ピュー
- 発売日: 2018/10/17
- メディア: 単行本
2021年の読書 :8冊目/目標30冊
積読してた本です。
家庭内の経済状況から、まだ大学の博士課程にはいかずにお金をためている最中なのですが、
いずれは、「ソフトウェアテスト」に関する博士号を取りたいと思っており、手に取っていました。
結構有名な本で、取りたいと思っている方や取らせる立場(大学の先生)を対象としたハンドブックです。
どのような心持や環境で博士号を取れるようにしていくかということが書かれています。
実際に大学に通うようになったらまた改めて読み直したい一冊でした。
以上です。
Java silver SE 11 | 1Z0-815-JPN を受けてきました。
「ソフトウェア要求と仕様ー実践、原理、偏見の辞典」(2014)
- 作者:マイケル ジャクソン
- 発売日: 2014/05/01
- メディア: 単行本
2021年の読書 :7冊目/目標30冊
要求と仕様をどう区別したらよいだろうか…と手あたり次第関係しそうな書籍を読んでいたので、この書籍を手に取ってみました。
内容としては、要求と仕様がメインというよりも、問題をどのように捉え、表現するのか。その捉え方が明確にしようとしているもの(要求や仕様)はどんなものなのかというのを説明してくれている感じでした。
実際のソフトウェア開発に直接役立つか?といわれると難しいですが、色々な問題の捉え方についての記載があるので、ある人はこれでこんな風に問題を見ていたのかということを理解するための知見を与えてくれています。いろいろなところで要求仕様書などのドキュメントを読まないといけない…なんて人にはおすすめです。
以上です。