「 Practical Test Design: Selection of traditional and automated test design techniques」(2019年)
比較的古いテストの本ばかり読んでいたので、2019年の新たらしい本を探して読んでみました。
本書では、チケット券売機(TVM:Ticket Vending Machine)を題材に例を示してくれています。
新しい書籍ですが、テスト設計技法の種別としては特に目新しいものはありませんでした。
強いて言えば、伝統的なテスト設計技法と自動的なテスト設計技法に大別して紹介しているところでしょうか。
ISTQBに言及&内容は同じものだったりするけど、ちょっと違う風に書いているので、用語には注意が必要です。
色々な手法に乗っ取ってテスト設計の例を示してくれているので丁寧な書籍です。
ほとんどが今まで紹介した書籍にある内容でしたが、下記は新しい内容でした。
- Gerkin-Based MBT
GerkinnはBDDのツールで利用されていて、テストケースの記述言語として利用されています。
自動的なテスト設計技法は、MBTが主でした。最近の色んなテスト自動化ツールを見ているとキーワード駆動テストから振る舞う駆動テストに向かっている流れを感じます。やはり、あと数年もすると基本的にテストエンジニアはテスト自動化エンジニアに変わっていくのかなと感じる次第です。